>>563
このブログはCPUのCMTの説明は完全に間違い。ものを知らないのにも
限度ってものがある。恥ずかしいの一言に尽きる。
・あー勘違いの最たるモノは、スーパースカラ。複数の実行ユニット(
 演算器やload/store回路)を用意して複数の命令を同時に実行すること
 をスーパースカラという。Pentiumはスーパースカラです。
 T1はスーパースカラではありません。スーパースカラだと同時に実行
 する命令の数が動的に変わるので、CMTのスケジューリングとの相性は
 悪いですよ。

・1命令サイクルごとにスレッドを切り替えることにより性能(スルー
 プット)がでる理由は、命令の依存性によりパイプラインがストール
 することを回避できる点にあります。1クロックごとに別のスレッド
 の命令が投入されるので、原理上、隣り合う命令には依存性がなく、
 ハザードが起きません。正確にいうと、スレッド数だけクロックに余
 裕がでるので、それに応じてスレッド数をきめているはず。またload/
 storeユニットも複数実装して並列に動かしやすくなるとおもいますけ
 ど、T1でどうなっていたかはおぼえていません。