静岡県史を読んでたら、静岡県外の家康伝説についてのページがあったんでそこから伝説を一つ。

徳川家康の敗走伝説というものがある。
三方ヶ原で負けて逃げる、本能寺の変から逃げ帰る、真田幸村に追われる、など様々な種類がある。
この手の伝説は家康に所縁のある現静岡県や現愛知県に限らず、各地に広がっている。
これとか→http://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-5284.html
これとか→http://iiwarui.blog90.fc2.com/category54-2.html
しかし、そんな中でもひときわインパクトがある話が愛媛県温泉郡重信町(現東温市)にある。


家康はとある人物に追われていた。そう、その人物とは!

佐 々 木 高 綱 である。

…うん、色々ツッコミたいことがあるのは分かる。とりあえず、焼き味噌でも食って落ち着いてくれ。
佐々木高綱に追われる家康。しかし、仕事中の桶屋が桶の中に家康を隠すことによって、家康は助かる。
そこで家康は桶屋に褒美を出す。それは何と!

『仕 事 の 後 片 付 け 免  除 の 特 権』

…うん、もっといい権利与えろよって思うよね。ドストレートな名字もらう方がまだいいよね。
何にせよ、鎌倉武士にまで追いかけられてしまう家康の悪い話。
この話の出典は、森正史著の『えひめ昔ばなし』という本らしいので、持ってる人いたら、補足お頼み申す。