もう一つの大水牛脇立兜
黒田長政は大水牛脇立兜を持っていたことは有名である。
後に福島正則の一ノ谷兜と交換した逸品である。
だが、もう一つ大水牛脇立兜があった。長政の予備品ではない。
持ち主は、黒田一成。加藤重徳の次男にして黒田如水の養子、
黒田長政の義弟と言うところである。
だが、この兜には大問題が一つあった。この肖像を見て欲しい。

黒田長政の大水牛脇立兜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kurourusinurimomonaridaisuigyuwakidatekabuto.jpg

黒田一成肖像
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kuroda_Kazushige.jpg
でかい・・・半端ねぇ。

ここで私は思うのだが、この人「まで」目立つことにかけては黒田長政の「面子」を潰していたとは・・・・・
戦争マニアの如水、母里・栗山の黒田家ゴールデンコンビ、めんどくさい井口等々
一癖も二癖も、いや、くせ者だらけの黒田家ではこうでもしないと目立たないのか?
義兄の面子などどうでも良いのか一成?といいたい。そう、せめて甲冑くらい・・・・
しかしこんな連中でもなんだかんだとうまく切り回していた長政って一体・・・・
(後藤又兵衛は除く。)