分断統治とは、
支配階層が世の中を統治し易くするため、
支配される側の結束を分断して、反乱を未然に防ぐ
ための統治法です。

支配される側を一級市民(勝ち組)と二級市民(負け組)に分けて、扱いに差をつけます。
すると
生活に不満があっても、一級市民(勝ち組)は二級市民(負け組)を見下すことで不満のはけ口にします。
「自分はまだあいつらよりもマシだ」。
とうぜん、二級市民(負け組)は一級市民(勝ち組)を敵視するようになります。
支配される側の人々は仲たがいをし、小さな利害でも対立するようになるのです。

支配される側の人々は互いに争うので、支配階層に対する批判の矛先を逸らすことができるのです。
分断統治は、人々が持つ差別意識や『優越意識』を利用しています。