同和問題啓発強調月間の8月、近畿大学人権問題研究所の奥田均教授(61)が
「差別意識のカラクリ」と題して佐賀市で講演した。奥田教授は、都市化が進んだ現代社会の部落差別は
「土地」によって規定されるため、誰もが部落出身者とみなされる可能性があり、
自分はそう思われたくないという「忌避意識」が差別的行動を引き起こしていると指摘。
「人間の価値を、住んでいる土地で決める無意味さに気付くべき」と訴えた。講演を採録する。

http://www.saga-s.co.jp/column/saga_rensai/20401/99656