3.横浜もいなかったことにする
セリーグが弱いのは横浜が存在するせいだとする議論があるため,ソフトバンクに続き,横浜もいなかったことにして計算を行った。
手法は先ほどと同様に横浜の勝利数/敗戦数÷6をパリーグ5球団の敗戦数/勝利数から引くという手法を用いる。

Table 3 ソフトバンク&横浜なし交流戦の累計勝率
   勝利数 敗北数  勝率
巨  160   129.3  0.553
公  151.5  133.8  0.531
ロ  149.5  132.8  0.530
中  150   137.3  0.522
阪  144   139.3  0.508
西  142.5  146.8  0.493
ヤ  140   149.3  0.484
オ  138.5  147.8  0.484
広  128   157.3  0.449
楽  129.5  162.8  0.443

横浜の勝敗を一律になかったことにすると,残りのパリーグ5球団の累計勝率は減少した。
横浜がやはりまんべんなく負けていたことを示唆している。

それでは,これまでと同様に球団間で実力差が出るか解析した(Fig. 6)。
累積勝率では巨人が強いように見えるが,ANOVA解析の結果,有意差はなかった(ns)。
Fig. 6: https://i.imgur.com/bLrBkxV.jpg