<はじめに>
巨人が日本シリーズで惨敗している。
様々な理由が考えられるが,よく言われる理由の一つにリーグ間で大きな実力差があるのではないか,というものがある。(いわゆる実力のパ,人気のセ)
交流戦の累計勝利数等で上位にパリーグチームが集まり,下位にセリーグチームが来る傾向が見えるため,その傾向は正しいように思われるが,単純にソフトバンクの強さに引っ張られているだけである可能性もよく言及される。
そこで本研究では,「リーグ間で実力差があり,ソフトバンク関係なくパリーグの方が強い」という仮説を検証するために,2005年から2019年までの過去15年間の交流戦の成績を簡単な統計的アプローチで解析した。