2021年07月16日14時38分



国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の「有観客要望」報道が波紋を広げている。

バッハ会長は2021年7月14日、菅義偉首相と官邸で会談し、新型コロナウイルスの感染状況が改善した際に有観客を検討してほしいと要望した。複数のメディアが15日に報じた。

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 13日には「日本人」を「中国人」と言い間違える失態
今月23日に開幕する東京五輪の観客の有無を巡り、8日に行われた大会組織委員会、政府、東京都などの代表による5者協議で、ウイルスの感染拡大防止を理由に東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で無観客とすることで合意。その後、北海道と福島の無観客開催が決定した。

東京都のウイルス感染状況は切迫しており、14日の新規感染者数は1149人と5月13日以来、約2カ月ぶりに4ケタを記録した。この数字は5月8日に記録した第4波のピークである1121人を上回るもので、翌15日は1308人の新規感染者が確認された。

五輪開催都市に再びウイルス感染拡大の不安が押し寄せるなか、バッハ会長の「有観客要望」報道は大きな波紋を広げ、インターネットでは批判的なコメントが相次いだ。バッハ会長は13日に組織委の橋本聖子会長と面会した際に「日本人」を「チャイニーズピープル(中国人)」と言い間違える「失態」を犯し、これも相まって「有観客要望」報道に反発の声が上がったようだ。

バッハ会長の「有観客要望」がインターネットのニュースで報じられると、ツイッターでは「感染者が一気に増えたらどう責任とるんだ」「どこまで図々しいんだ」「日本国民の命よりも金が大事か」「のんきな貴族様」などと反発の声が上がった。一方で「五輪の無観客は異質でありバッハが有観客を要望するのは当然」との指摘も一部ある。


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