昔の日本人は、「ちゃんとした食事」は、米の飯を食うもの、
という意識を現代人よりはっきりもっていた。
内田百間は、「昼飯を廃して、蕎麦を一つ半食うことにした」と書いてる。
そばは、「飯=食事」ではなく、あくまで間食だという認識があるからそういう言い方になる。
現代では、そういうスタイルがどんどん進んで、ラーメンも食事扱いだけど、
基本はあくまで変わらない。
自分たちの食の根幹を支えているものがなんなのか、きちんと認識できてるかの問題だな。
お菓子で食事をすませてしまう子が増えても、お菓子は日本人の主食じゃない。
それがわからないのは、食に対する認識の未熟さ故だよ。