http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071126i305.htm?from=main3

史上最小の北極海海氷、上空1万メートルから機長撮影
11月26日19時16分配信 読売新聞

今夏、観測史上最小の海氷面積を記録した北極海を、日本航空の機長がカナダ・バンクス島沖上空から写真撮影した。

急速に進行した海氷の「大崩壊」を鮮明にとらえており、航空機からの同種の写真は極めて珍しいという。

北極海の観測を続ける海洋研究開発機構は「海氷の大規模融解を裏づける貴重な資料」としている。

撮影したのは小林宏之機長(61)。
今年8月29日、米アンカレジ発ドイツ・フランクフルト行きの運航の合間に、一眼レフのデジタルカメラで高度約1万〜1万1000メートルから撮影した。

バンクス島北西沖(北緯77度、西経129度)の写真は、崩壊した海氷が漂う様子をとらえ、氷が厚みを失い、水面が透ける部分が多いこともうかがえる。
最終更新:11月26日19時16分