この国家的策謀を回避し、効果的な治水対策を行う方法としては、 流域の自然
環境や水害のメカニズムについて、十分な科学的審議と住民意見の積み上げを
行うことである。限られた予算規模の中で、最大限の効果を発揮できるようにし、
そのハード的対策の限界も、川に関わる国民が知っていなければならない。

意味のないデータ、形式的な議論の上に「出来ゲーム」で建設される無駄なダム
計画を撤回し、きめ細かな議論を行うことで、限られた費用で水害を可能な限り
回避し、我々国民の税金を無駄なダムに捨てることを回避できるのである