だいたい数えて数回しか会ったことがない李香蘭に、
(芳子であるなら)血をわけた肉親をさし置いて、遺言めいた
ものを残すなんてどう考えても変。本人も当惑してるだろ。
顕gさんの本を読むかぎりでは、仮に芳子が生きていたとしたら、
一番生存を伝えたいだろうと思われるのは、やはり同腹の長兄
憲立氏じゃないかな。一族の要であるし、芳子が収監された後も
助命・釈放のために奔走していたらしいし。そういう人を
さしおいて「李香蘭・李香蘭」なんて芳子本人に失礼だろうテレ朝!

おそらく、このストーリーづくりをしている人間は愛新覚羅の
系統に疎いとみたね。想像だけなら、日本で出版されたものを元
ネタにストーリーづくりをしているような気がする。
じいさんの遺品の獅子像の中に、芳子のことを書いたらしき文書と
一緒に、2002年の天津で発行された新聞が入っていたらしいけど、
そんなのつい最近じゃん。方ばあさんが死んだの79年だろ。
20年以上もたってつくられた文書か遺物なんて、なんか価値あんのか?

この番組見て、この程度なら俺もカナダで「植村直巳は実は生きていた!」
とかいうウソ伝説作れるんじゃないかと思った位だよ。
だって科学的証拠はなにもないんだから。