Sunはハードウェアではなくソフトウェアで牽引する会社であるべきで、
ソフトウェアのマルチスレッド化を容易にするプログラミング言語やランタイム環境を開発すべきだろう。

どのみちx86でもシングルスレッドのパフォーマンスは頭打ちなのだから、
そういうソフトウェア技術はSPARCと心中にはならない両面作戦になりえる。

現状では、スレッド間の同期のオーバーヘッドがあるので、あまり細かい処理はマルチスレッド化しにくい。
たとえば処理を2つに分割した上で2つのスレッドに分担させた場合、2つのスレッドの処理が終わるタイミングが揃わず、待ちが発生する。
OSまで含めて開発しているSunなら、2つのスレッドを組にして同時にスケジューリングさせる、などということも可能だろう。
処理が終わるタイミングのズレが小さければ小さいほど、マルチスレッドの効率は良くなるし、細かい処理をマルチスレッド化しやすくなる。