>>693
まず第一に、競争状態を均衡のまま保つことは、よほどの介入がなければ無理だから。
第二に、勝ったら潰されるということは、勝ち目がないのと同じことで、そんな競争に資金を注ぎ込む者は不自然だから。

次に、安価で高性能なプロセッサを消費者が手にするためには、
スケールメリットを追求した製造ラインが必要なだけでなく、
プロセッサ開発に必要な膨大な費用の製品単価への配賦を小さくする必要がある。

したがって、
100社で競争している状態よりも、10社で競争している状態のほうが、
10社で競争している状態よりも、3社で競争している状態のほうが、
消費者にとっては得になる。

いまのところインテルはまだ独占に至ってないので、
インテルとAMDの2社の競争状態が続くことが、
消費者にとっては得になることだよ。

AMDが堅実なことしかしないのは、2番手だから当然だし、
インテルが果敢にチャレンジして失敗するのは、1番手だから当然。
そうしなければ、どんどん差が開いてインテルの独占になってしまう。