>>738
FreeBSD5.2R jail(8)より
>jail 用ディレクトリツリー設定
>  ...
>  多くの場合、この例の方法では、必要をはるかに越えた数のものを jail に入れ
>  てしまうでしょう。もう一方の極端な例では、jail はただ 1 個のファイルのみ
>  を保持します: すなわち jail の中で実行する実行形式 1 個だけです。
>
>  ``太い'' jail から開始して動かなくなるまで徐々にものを削除していく方が、
>  ``細い'' jail から開始して動くようになるまで徐々にものを追加していくより
>  もかなり簡単ですので、試すにはお勧めですが、また用心することもお勧めしま
>  す。
>  ...
>jail の開始
>  jail を再開し、全デーモンと他のプログラムと共に環境を立ち上げる準備ができ
>  ました。 jail 内で単一アプリケーションを実行する場合、下記の例の /etc/rc
>  を、アプリケーション起動のコマンドで置き換えてください。仮想サーバ環境の
とあるように、極端な例、つまり「単一のアプリケーションを実行する場合」には
(アプリケーションが必要とするファイルは言うまでもなく必要だが)その実行ファイ
ルがjail環境にあるだけでよいが、そのような細いjail環境を作成するには用心する
こと。また、「単一のアプリケーションを実行する場合」には(アプリケーションが
必要とするシステムの初期化は言うまでもなく必要だが)jail環境の/etc/rcを実行せ
ずにアプリケーション起動コマンドを実行すればよい。と書いてある。ちなみに
FreeBSD4.4R jail(8)には(>>729で示したとおり)極端な例についての記述はなく、単
に「/etc/rcを実行してください」と書いてあるので、「FreeBSD4.4Rから使ってい
る」という理由を根拠に「/etc/rcを実行するなんて知らなかった」という主張は通
らない。さらに言えば、「アプリケーションが必要とするシステムの初期化をしない
とそのアプリケーションは機能しない」なんて当り前のことは当り前のように理解し
てもらいたいし、素直に/etc/rcを実行していればシステムの変更ではまることもなかった。
ということで、ガッテンしていただけましたでしょうか。