>>860
1について。そういう仕様ですし「むしろhelpの翻訳はUTF-8で書くべし」と考えた方が
なにかと都合が良いです。特に原文の文字を残したい場合など、CP932やEUC-JPでは表
現不可能な場合があり、実際問題KaoriYaのsvn上にある翻訳の最新版は全てUTF-8にし
ましたから、今後公開する版では全部UTF-8になります。仕様を変更したい、という話
でしたらvim-devかBram氏に直接提案してみてください。

2について。簡単に言ってしまえば、それはfencsの設定の仕方の問題で、わざわざソー
スを修正する必要はありません。enc=euc-jpならば
  set fencs=ucs-bom,ucs-2le,ucs-2,iso-2022-jp-3,utf-8,cp932
これで良いでしょう。

Vimは「encへの変換をfencsの値を先頭から順番に試して成功したところで止める」と
いう文字コード判別アルゴリズムを採用しています。そして全て失敗した場合にはenc
がそのまま使われます(無変換)。ですからencに等しい値をfencsに入れる必要はありま
せんし、むしろ下手に入れてしまうとご指摘の問題が生じます。さらにそれだけではな
く、日本語での利用ではfencsに書かれた順番も重要な問題になります。KaoriYaで配布
しているパッチに、日本語向けのfencsを自動設定するスクリプトや、誤認識をある程
度補正するスクリプトが含まれているのは、それらを回避する目的です。

本質的な修正には、いまの場当たり的な文字コード判別アルゴリズムは破棄して、
Gaucheのようなしっかりした判定アルゴリズムを積みたいところですが…Bram氏を納得
させるには難しい面があります orz