マイクロカーネルを捨てたもう一つの例がMac OS Xである。
Mac OS Xはマイクロカーネルの代名詞とも言うべき存在である「Mach」に基づいている(図5[拡大表示])。
しかしMachカーネルだけでなく,UNIX互換OSのFreeBSD 4.4ベースのカーネルと
システム・サービスを組み合わせたモノリシック・カーネルの形態を採っている。
FreeBSDに由来するネットワークやセキュリティ機構といったシステム・サービスは,Machカーネルと同じ特権モードで動作する。

 ただWindowsと違うのは,「Quartz」と呼ぶグラフィックス関連のライブラリや,
ユーザー・インタフェースを提供する「Aqua」をユーザーモードで動作させている点だ。
このためQuartzやAquaに障害が起こっても,OS全体が停止してしまうことはない。
UNIX系OSと同様に,Mac OS XではGUI関連のシステム・サービスが停止してもカーネルのコンソール画面から
ウインドウ・システム(ここではQuartz/Aqua)やコマンド実行環境(コマンドシェル)を再起動できる。
グラフィックス関連に限れば,高速性よりも安全性を重視した構造になっている。

なんだとかby日経バイト。詳しくは下記参照
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