とある研究会に参加したら、
聴覚障害者向けに講演内容の要約筆記をやっていた。
一行20文字くらいのスクリーンに、
大体句読点単位で文章が現れるのだが、これが速い速い。
試しに手元のノートPCでコピータイプしてみたが、全然追い付かない。
休み時間になるや否や、どうやって入力しているか聞きに行ったよ。
その結果わかった事。

1. 4人1組で作業する。
2. 非常な集中力が必要とされるので、10分交代で2人ずつ働く。
3. チャットのように全員の入力状況がわかるようにしてあり、
1人が文頭を入力し始めたら、もう1人が文中から入力する。
4. つまり大体発話の半分くらいの速度で入力できればよい。
5. 入力には普通の{ローマ字|仮名}漢字変換を使っている。

「実は僕、入力マニアで漢直やってるんですけど、
全然追い付きませんでしたよ」と言うと、
「マニアに感心されるなんて恐縮です。
でも2人がかりでやってますからね。」と笑われた。

# 複雑な気分で2637文字。