【俳都】伊賀市ってどうよ?part9【忍者市】
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0077名無しさん
2020/03/20(金) 14:43:40.540http://www.igaportal.co.jp/?page_id=2004
2017年7月に公開された映画『忍びの国』では、伊賀国は虎狼の族が潜む秘蔵の国であって、
伊賀者は金のためなら何でもする人でなしの連中として描かれており、これについては憤慨する人も少なくなかったのではないだろうか。元となる小説・脚本を書いた和田竜さんも、この点について伊賀の人はどう思うだろうかと心配していた。
そこで、歴史史料には伊賀者についてどのように記されているのか確認しておきたい。
戦国時代に成立したと考えられる日本各地の国の人々の風俗、気質についてまとめた書『人国記』では次のように記されている。
伊賀の国の風俗、一円実を失ひ欲心深し。さるに因って、地頭は百姓を誑(たぶら)かし、犯し掠(かす)めんとすること日々夜々なり。
百姓は地頭を掠めんことを日夜思ひ、夢にだに儀理と云ふことを知らざるが故に、武士の風俗猶以て用ひられざるなり。
伊賀の人は欲深く、人をだまして金品を奪い取ることを日々考えていて、
義理ということを思うことない武士以下の者だとの評価である。『人国記』は全体的に厳しいことを書いているが、
それを考慮しても伊賀に対する評価は低い。
伊賀では守護不在のような状態で、地侍が乱立し、それぞれが自分勝手に行動していて驕り高ぶり、知り合い等は言うに及ばず、
親子兄弟であっても日夜戦いに及び、それに備えるために家の周りに堀を掘り、高く柵を作り、門戸を厳重に固め、
兵具を備えていたという。こうしたあり方が、現在「方形単核四方土塁」と呼ばれる伊賀独特の住居を作り上げたのだろう。
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