伊吹武彦訳
砲兵士官ラクロ(一七四一‐一八〇三)が七年間駐屯した南仏一小都市での見聞
を素材として,大革命前のパリ社交界に渦巻く悪徳と退廃を描いた書簡小説.
当時,世人は作中人物が,「実物に似すぎている」ことに眉をひそめつつ,
しかも熱狂的にこの小説を愛読したという.フランス心理小説の最高傑作の一つ.
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/32/4/325231+.html#SERIES より