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(3).日本国民にとって非常に不便な制度です。
1億人近い日本人がこれから毎年2回、独立型、内蔵型を問わず全ての時計の時刻を1時間進ませたり、
遅らせたりする作業をしなければなりません。

(4).中緯度の日本では国民はサマータイム制の恩恵を享受できません。
サマータイム制は、”daylight saving time” と言われるように、高緯度に位置し、ふだん日光の乏しい
欧米で夏場の日光照射時間を有効利用するために考え出された制度です。英国や北欧では夏場は夜10
時を過ぎても明るいし、気温も湿度も快適で屋外で過ごすには非常に適した気候です。
 しかし、中緯度に位置する日本では夏場でも7時頃には暗くなるし、非常に蒸し暑くて、とても屋外
では過ごせなくて、屋内で冷房を利かせて過ごすのが普通です。日本国民はサマータイムによって夏場
にアフター5を楽しめと言われても、その恩恵をまったく享受できません。

(5).サマータイム制は「省エネルギー」どころか逆に「増エネルギー」になります。
最近(2008年)アメリカで発表された研究結果によると、各家庭で照明に使うエネルギーの使用量は減
るが、冷房に使うエネルギーは逆に増えて、全体として「増エネ」になるという結論でした。アメリカ
より蒸し暑い日本ではさらに増エネになると考えられます。

以上のように、サマータイム制導入が日本社会にもたらす損害は、得られる全ての利益をはるかに上回
り、一言で言うなら、有害無益と考えます。