恒星の質量の理論的限界は?
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0001名無しさん
NGNGそれより重いと何がまずいんですか?
0002名無しさん
NGNGというか、密度が高くなり、光が出られなくなったらそれはもう星とは
呼ばず、ブラックホールというのです。
0003名無しさん
NGNG太陽の千倍の質量の星があったっていいじゃないか。無い理由はある?
ちなみにシュバルツシルト半径はc=8πG=1の単位系で1/(2M)ね。
0004関英男@トンデモ
NGNGその前に摩擦で焼け死んじゃうよね。
0005名無しさん
NGNGあまり大きすぎると流体力学的に不安定で、ガスの塊が
どんどん分裂していきながら収縮する。
その辺りの事情が絡んでいるのでは?
0006名無しさん
NGNGデカイガス雲はどうなるんですかい?
00075
NGNG簡単なモデルで定量的な計算をしてみましょうか。
学生時代の記憶を引きずり出して、、、
星って言うのは、星間ガスが何かのきっかけで自分の重力で
収縮していくことでできるわけですよね。
今、星間ガス雲の中の半径rの球状の部分が収縮を始めるとします。
この半径rの内部の分子(90%以上は水素)では、分子を捕らえる
重力のエネルギーが運動エネルギーより大きく、外側では運動エネルギーが
重力エネルギーに勝っているわけです。
球の表面では、
(運動エネルギー)=(重力エネルギー)
としていいでしょう。
ここでガスの温度をT[K]とすると、1個の分子の運動エネルギーの
平均は、
(3/2)kT
と表わせます。ここで k はボルツマン定数です。
また、球面上の一分子のもつ重力エネルギーは
GMm/r
です。ここでGは万有引力定数、Mは半径rの球体内全体のガスの質量、
mは分子の質量です。
したがって球の表面上で、
(3/2)kT=GMm/r
ところで、分子の個数密度をnとしますと、
M=(4/3)π(r^3)mn
これを前の等式に代入しますと、
(3/2)kT=(4/3)πG(r^2)(m^2)n
これをrに関して整理します。
r^2=9kT/8πG(m^2)n
さて、J.ホプキンスの「宇宙科学用語」(恒星社厚生閣)の
星間物質の項を引いて、星間雲に関する以下の値を引っ張ってきます。
T〜50[K],n>=10[/cm^3]
これと、ボルツマン定数1.38e−23[J/K]、
万有引力定数6.67e−11[m^3/kg・sec^2]、
円周率3.14、
水素分子の質量(2e−3)/(6.02e23)
を代入すると、
r^2<=3.35e34[m^2]
r<=1.83e17[m]
これから、上に出た球体内のガスの質量Mを算出すると、
M<=8.52e32[kg]=428太陽質量
というわけで、これが、星間ガスの観測値より見積もられる、
そこからできる恒星の質量の上限となるでしょう。
太陽質量の数百倍くらい。
0008名無しさん
NGNG原点からrだけ離れたと点での単位質量あたりの重力は、
F=−G(4/3)πr^3ρ/r^2=−G(4/3)πrρ
すると重力ポテンシャルは(2/3)πρGr^2。
原点で平均的なエネルギーをもつ分子に注目して、その
エネルギーを(3/2)kTとすると、それが到達可能な距離は
分子質量をmとして、(3/2)kT>(2/3)πρGr^2m の
範囲である。これからrの上限が求まり、流体として
統合された系という意味での、恒星の質量の上限が決まる。
あってる?
0009名無しさん
NGNG恒星質量M∝(T/ρ)^3/2
ほんと?
0010名無しさん
NGNGうそかもしれん。
でも、なんとなくもっともらしい値が出たので印象に残っている。
0011名無しさん
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