四国新幹線の誘致は四国全体の悲願のように言われるが、実はごく一部の地域のエゴでしかない。
四国の4大都市は言うまでもなく県庁所在地の4市だが、第5の都市争いはかつて四国板でも賑わった。
現在の四国第5の都市は今治市。しかし、平成の大合併前は丸亀市、新居浜市がその地位を争っていた。少し下がって鳴門市も。

四国新幹線はいろんなルートを想定しているが、どのルートになっても通らない都市がある。
それが今治市だ。
逆に新居浜市はどのルートを通っても確実に通るし、駅ができるのは間違いない。
丸亀市も瀬戸大橋、高松市を通るルートなら確実に駅ができる。
大逆転で淡路ルートなら、鳴門市は四国の玄関口の座を香川県から奪うことができる。

これは、四国新幹線誘致を利用した四国の中堅都市どうしの綱引きなのだ。
今治市を追い落として、自分たちが四国第5の都市を奪還するための。
とはいえ、今治市、丸亀市ともに、現在は1時間未満で山陽新幹線の駅に行ける。
鳴門市は2時間で京阪神に到着する。
今治市、丸亀市、鳴門市は空港へも1時間前後で行くことができる。
しかし、新居浜市だけは四国新幹線ができない限りどこへ行くにも遠いままだ。

四国新幹線はある意味、新居浜を中心とした東予『だけ』の悲願でもある。
最近、四国の中堅都市を語るスレが過疎化しているのも、スレの構成員だった新居浜、丸亀民が四国新幹線スレに移動したから。
こんなつまらんエゴのために、四国新幹線の話にまともに付き合う必要はない。