お願いします。
30年くらい前に『小学○年生』(四〜六年)か、その付録で読みました。
舞台は未来の外国(アメリカ?)。
主人公の男性はある日、どうも周囲の人達の性格が次々に変わっていくのが、
宇宙人の仕業であることに気づき、その手から逃れようとします。
孤独な逃避行の中、彼はある種の超能力を身につけ、空中に超小型の“太陽”を作り出します。
最後はとうとう宇宙人に追いつかれますが、宇宙人は決して地球を攻撃しようとか、
乗っ取ろうとかしているのではなく、争いの好きな地球人を穏やかな性格にかえているのでした。

主人公が逃げている最中はドキドキハラハラでした。
いちばん怖かったのは、最後の最後に、穏やかな性格に“調整”されることを、
主人公が唯々諾々と承知してしまったところです。

(文章そのものは覚えていませんが、ずっと海外SFだと思い込んでいたので、
翻訳調の文体だったのかもしれません。)

お心当たりの方、どうかよろしくお願いいたします。