電撃ホビーマガジン11月号のレビュー

「はっきり言おう。前作「ラプソディ」は、久しぶりに大河ファンタジーに登場
した新たなる傑作かと思った。だがその続編の本書は・・・残念ながら、ハーレクイ
ン・ファンタジーと堕している。即ち、ロマンス、H、ロマンス。ワクワクする予
言も冒険もあることにはあるが、物語の中盤は、ひたすらヒロインがヒーローにベ
タベタ。ヤリまくり。別に恋愛もHも否定するわけではないが、ストイックな前作
と比べると、物語が180度変わったよう。それでも物語の随所に、例えばドラゴン
との対話など、旨いシーンはあるのだが・・・。
                               70点