信長は浅井長政と同盟を結んでよっぽど
嬉しかったのか、浅井長政と面会するため
に、わざわざ近江に出向いてきた。
応対したのは長政の信頼する直臣である
遠藤氏。
彼は信長と対面してもてなすうちに、信長
の凄さを知り、彼を生かしておいてはいずれ
当家の災いになると確信する。
すぐに早馬を飛ばして小谷に向かい長政に
信長の殺害を直訴する。
信長は、浅井方が用意した寺に泊まっていたの
だが、なんと小姓30人程度の人数だった。
もちろんこのまま信長を襲えば殺害するのは
容易い。
まさに本能寺の明智に似た状況である。
しかし浅井長政も他の家臣も首をたてに
ふらなかった。
まあこの時点で信長を殺害の理由はなく
単に遠藤氏の読みが鋭かっただけだ。
浅井の信長を葬るチャンスは閉ざされた。
因みに信長が朝倉を攻めた時はこの遠藤氏は
信長との同盟を守ることを、強く主張した。
しかしほとんどの家臣が朝倉につくことを
支持したのでまたもや彼の助言はさけられた