戦国ちょっといい話38
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0057人間七七四年
2013/09/07(土) 21:08:11.86ID:I0PrKMFi義堯が
「昔、異国の孟賁という豪傑は、牛の角を握って捻り潰したというが、本朝には未だ、
そのような武者はおらんなあ。」
と言うと、そこに正木大膳亮(信茂)が進み出て
「私がやってみます」
と言い出した。里見義堯は宴会の良い余興だと面白く思い、庭に出て大きな牛を連れてこさせた。
すると、大膳亮は牛の角を左右の手に握り、まるで五月雨の頃に草を抜くように、
いともたやすく牛から二本の角を引き抜いた。
これには里見義堯以下、驚き肝をつぶさぬものはいなかったという。
(関八州古戦録)
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