戦国ちょっといい話38
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0244人間七七四年
2013/10/03(木) 20:38:52.76ID:lybihN7/他家の人と御目見得されると、下々と対しても言うに及ばず、一度顔を見て名字を聞かせられれば、
それを忘れるということが無かった、という事である。
人々は、大変有難いことだと感じ入った。
また殊更に有難く思われたのは、ある者に歴然の落ち度があって、定めて厳しい御究明があると
思われるような事であっても、誰かに御取り成しを頼み、また誰かを頼んで堅く陳情申し上げると、
政宗公はその言い分に任せ、その言葉を疑うなどということは夢にもなかった。
そのように家臣を信頼したので、逆に人々は、一層政宗公を恐れたという。
これも政宗公の、人々にむやみに過失を負わしたくない、という心によるものなのである。
(政宗公御名語集)
伊達政宗が、人に対してものすごい記憶力の持ち主だったというお話
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