>>157
そうそう、もともと別所も小寺も赤松の庶流なわけで
この時点では「打倒織田!」という目的より
昔ながらの播磨内部での抗争の延長で戦ってる部分が多いと思うのよ

別所が畿内に近い分敏感なのはそれはそう
もっともお隣の備前西部の宇喜多は信長の上洛要請で指名されてないのに
「備前衆名代」を名乗って速攻上洛して臣従してるから一概には言えないけどね
ただ長慶以来、東播磨は三好に度々侵攻されてるので
そら別所は三好の敵である織田につくのは当然と言えば当然ではあるけど

むしろ小寺の場合、家老の山脇六郎左衛門は早くから親織田派で
信長の上洛=臣従要請に応えるべきだと主張したのに家中が割れて
結局まとまらなかったのが大きい。この時点では黒田孝高は反対派で
織田派の山脇を主君に謀反の疑いありと密告して、政職の命で山脇を謀殺してる
山脇は黒田の前に姫路城主をつとめた有力な家臣だから
小寺家の内部で信長の上洛要請をめぐっていろいろ権力闘争があった模様