これだな。

「あるとき、折(箱)に御所柿を入れて、諸大名へくだされた。
政宗の普請場へいらっしゃったとき「政宗は大物がすきだから、大きくなったのを
欲しいだろう」とおっしゃり、折の中をひっくり返され、「これより大きいのはないぞ」と
言って柿を下された。
政宗は遠国生まれなので(秀吉に仕えはじめるのが遅く)たった1、2年の奉公であるのに
このように気に入られていたのは、神々の加護による人徳だと人々は話していました」
『伊達日記』

政宗逸話のすげーのは、同時代の近臣(この場合は伊達成実)がかいてるのが(一応)
はっきりしてるから逸話の信憑性が他の武将の伝聞逸話と段違いなんだよな。
後世に作られて尾ひれがついた話ともまた違うし。