戦国ちょっといい話37
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0397人間七七四年
2013/06/05(水) 06:04:18.24ID:CPdK6HUg陶晴賢並びに大内義長を滅ぼし威を中国に振るわれ、将軍家もこれに感じ入り大内の跡を給わった。
一方、大友義鎮(宗麟)は、先に弟義長に大内を継がせ、その光によって近年威を振るい、
肥前肥後、筑前筑後の侍でこれに与する者も少なくなかった。
このような時に、龍造寺隆信公は世の有様をご覧になり、重臣たちを集めてこう仰った
「芸州の元就は現在、陶の一党を滅ぼし中国を合わせんとしているが、これは大内義隆の旧好を忘れず、
義の槍を突いているのである。
一方豊後の大友が隣国に手出ししているのは、全くもって私欲の義である。
私は義士と通じて家を立てる!どうして大友の私欲に同調することがあるだろうか!」
そうして毛利元就のもとに遣いを立て、元就と通じたのである。
人は道を守るべきなのである。
(肥陽軍記)
龍造寺隆信、毛利元就の義に感じ通ずる、というお話
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