戦国ちょっと悪い話34
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0839人間七七四年
2012/12/21(金) 21:40:59.84ID:cVnLvN3Q大内に付くことを決心。大内義隆のもとに嫡男隆元を人質として送り、甘ことの手切れの準備は整った。
そこで元就は、出雲の月山富田城に人質として毛利家より出していた、光永中務少、赤川十郎左衛門と
密かに連絡を取り、尼子と手切れになること、よって隠密に尼子領より脱出するようにと伝えた。
これによって両人は相談し、夜中に忍んで脱出をはかったが、どこからか情報が漏れたのであろうか、
富田城の者たちが聞きつけ、脱出する両名を大勢で追いかけ、大楽というばしょにおいて、光永中務少は
共の者たち15人と、一所にて討ち死にしてしまった。
しかしその間に赤川十郎左衛門は切り抜け、無事吉田に帰還した。
(吉田物語)
この時代の、人質というものの過酷さが現れた逸話であろう。
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