「名こそ惜しけれ」が武士文化だが、
当時の日本には忍者という集団もいた。
伊賀忍者の藤林保武が編纂した「万川集海」の一文には、
同じ国とはいえ武士の道とはまた違う文化が見える

『人の知ることなくして巧者なるを上忍とするなり。
音もなく、臭いもなく、名を知られることもなく、勇名もなし。
その巧、天地造化の如し』

ちょっと老子っぽい忍者の言葉