ねねと材木

イエズス会宣教師たちが大坂に教会を作るために材木を発注したところ、うち5本が大坂城の工事用として石田三成に差し押さえられてしまった。
秀吉は宣教師たちにこうした負役を免除していたので、宣教師たちは秀吉に訴えた。
秀吉は面倒くさそうに「この工事では大名たちにも負担させているのだから、材木5本くらいどうということはあるまい」と言った。
そこで北政所は「そういった事をすると殿下の南蛮における評判のためによろしくございません」と言った。
秀吉はこれを受け入れ、材木を返却させた。