もし長篠の合戦で信長、家康が討ち死にしていたら
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0109人間七七四年
2011/06/06(月) 22:43:55.74ID:JSJ2nnUS武田厨じゃないが一応どうやったら勝てるか考えてみた
まずこれは個人的な考えだが武田軍はそもそも戦術自体が間違っていたと思う
織田徳川軍は大軍でありしかも鉄砲を多数保有し横隊に構えて待ちかまえていた
それで勝頼の採った戦術は同じく横隊に構え各部隊を逐次突撃させるというもの
勝頼はおそらく次々に部隊を突入させればそのうちいずれかが突破出来ると思っていたのではなかろうか
しかし現実はどの部隊も突破出来ずいたずらに兵力を消耗するだけに終わってしまった
これは当たり前で強固な防御陣地に居座りこれまた強力な武器を持ちしかも大軍だったのだから少ない兵力を逐次投入しても各個撃破されて終わるだけだ
さらに言うなら横隊の大軍に対して同じ横隊で挑んだこと自体が無謀だった
確かに過去にハンニバルが翼包囲を狙って横隊に横隊で挑んだことがあったが勝頼にはそういう形跡が見られない
そもそもカンナエの戦いはローマ軍が中央突破を狙っていたという事情がありひたすら迎撃に徹していた織田徳川軍には全く適用出来ないんだな
では鉄砲を多数揃えている大軍に対してどうすればいいか?
結論を先に言うなら横隊で挑むのではなく縦隊に構え直し敵の薄い部分に向かって突撃突破すればいい
これは実際に成功例がある
それは天王寺の戦いで信長が採った戦術だ
鉄砲集団雑賀衆を擁する本願寺の大軍に対し信長はかき集めた兵力を三段に分けた縦隊に編制し突撃を敢行した
天王寺砦を薄く囲い込んでいた本願寺軍は真一文字に切り込んだ信長の突撃に易々と包囲を突破され混乱
雑賀衆も大量の鉄砲で応戦するがこの突撃を止めることは出来なかった
さらに信長は砦の軍と合流した後間髪おかず再び突撃を敢行
混乱していた本願寺軍にこれを止める術はなく散々追い散らされたあげく壊滅してしまった
それで具体的にどうすればいいのかというとまず横隊の陣形を即座に縦隊に組み直す
そして比較的兵力の少ない左翼の徳川軍に向かって全軍で突撃
徳川軍は八千程度でしかも薄く横に広がっていたから一万以上の武田軍が全力で真一文字に襲いかかれば突破するのは容易だろう
縦隊は側面からの攻撃に弱いという弱点があるが敵は柵の中にいるのだからこの心配はない
ただ問題があってこの戦術では大将が先頭に立って突撃をしなければならない
兵士の士気を上げ軍勢に勢いをつける必要があるからだ
ハッキリ言ってかなり危険な戦術で特に先頭の部隊は死ぬ確率も高まるから大将自らが先頭に立たなければ兵士たちはついてこないだろう
でなければ兵士たちは及び腰になって作戦は破綻する
よって勝頼が信長のように出来るかどうかが鍵
まあいつも後方にいてそれが当たり前だと思っていた信玄にはたぶん無理だろうねえ
上手くすれば織田徳川軍は混乱し撤退に追い込めるかも知れない
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