関ヶ原の後、この人が吉川広家宛てに書いた手紙が好き。

時期は、内通の条件だった毛利の所領安堵が家康に反故にされ、
吉川が死にそうな思いで交渉に奔走している頃。
おそらく広家からきた手紙に対する返事で、

「思い通りに行かなくて大変な状況のようだけど、長政や福島正則と
 密に連携して交渉するのが重要だよ。頑張れ!」

と、励まして助言している前半はいい。問題はそのあと

「ところで、美濃表の戦い(関ヶ原)があっという間に終わって、残念!
 長引いたら中国地方に攻め入って、毛利さんの領地を散々に切り取って
 やろうと計画してたのに!!」

如水、毛利一門の吉川にそんなこと素直に書いていいのか?w
「吉川広家、苦笑い」の手紙。