DQNが親戚だった悲劇。

最上義光は伊達輝宗に家督相続で介入されるも、父や妹の仲介もあり
友好状態を保っていた。
甥である政宗も、かわいい手紙や和歌を贈ってきたりして、
「おお、甥っこ賢いなあ、さすが妹の子」とデレデレしている伯父さんだった。
そんな甥が「伯父さん、出陣するから援軍ちょーだい!」と頼んできた。
早速義光は派遣、政宗は見事勝利。山形に礼状が届いた。

「……オレ自ら出たから、結構しつこい敵だったけどぶっ殺せました。
ついでに城主はじめ、女子供から犬猫まで、動くもの皆SATSUGAIしましたw
あそうそう、オッサンはオレの言うこと嘘だと思うかもしんねーけど、
これ超マジっすからwサーセンwww」

ヽ( ;´Д`)ノ「何このDQN手紙…」

【最上家中審議中】
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「もう伊達はだめかもしれんね」
「相馬あたりと包囲網つくろっか」


かくして義光は伊達包囲網を築き、じわじわと甥のDQNぶりと戦うことにした。
でも最上伊達間が冷戦でとどまり、大規模な合戦、流血がなかったのは、
両者がシスコンかつマザコンだったからである…。