武家事紀より、かっこ悪い話

羽柴秀吉の家臣に石川一光という者がいた
彼は同じく豊臣家臣の加藤嘉明に惚れていたので
賤ヶ岳の戦いの時、自分の兜を嘉明に被せたのだが

「他人の兜で戦えるか!」

と兜を捨てて戦場に行ってしまった
そのため一光も兜を被らず戦ったので
左目に槍が当たって死んでしまったとさ