戦国ちょっと悪い話
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0573人間七七四年
2008/10/11(土) 14:44:01ID:6p8Yn8FH小田原征伐も一段落した奥州仕置のころ、会津は背炙山から会津盆地の絶景を
見下ろした秀吉は、案内役の旧蘆名家臣・新国貞通を呼んだ。
秀吉「お主のような名だたる老武者に案内役など無理をさせた。褒美をやろう。
この山から目の届く限りの会津の地をやろう。」
貞通「ま…マジッスか?! ゆゆゆゆゆ夢じゃないッスよね!!」
(是、あに実か、甚だ夢に似たり。)
秀吉「…関白たる俺の言葉を夢幻だって言うんかい。こんなダメダメなヤツだったとはな。
(我が言を以って虚夢と為すは汝、尤も妄人なり。)
今の話、ナシね。夢だったんだから問題ねーだろ?」
貞通「(´・ω・`)」
結局、会津には蒲生氏郷が入り、貞通はその一武将として生涯を終えた。
この新国貞通という男、他にも秀吉が好色と聞き、領内の女子総出で秀吉一行を
歓待するも、肝心の貞通が訛りがひどくて一行と話が通じず、秀吉の不興を買ったとか、
蘆名氏滅亡直後、伊達家に通じるために政宗の正月の宴席に行き、顔に白粉を
塗りたくって鼓を打って踊り、伊達家中の失笑を受けたとかそんな逸話ばっかの人であり、
空回りするために生まれた人間もいる、と言わざるを得ない。
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