武田信玄は、第四次川中島合戦で彼の甥、望月盛時が戦死したあと、未亡人となった
その妻、千代に、とある組織の総帥を命じた。その組織とは、

信州小県郡弥津村、古御館に本部を置き、ここには女だけが入ることが出来た。
そこに、孤児、捨て子から、美少女を選び、集め、巫女として育てた。

無論、ただの巫女ではない。巫女の修行とともに、彼女らに、強い仲間意識と
忠誠心を植え付け、女であることを生かした情報収集術、色香で男を惑わす術を
教え込んだ。そして一人前になると、旅の巫女として諸国に送りだされた。

彼女らが得た情報は、千代の元に集められ、信玄に報告された。
この組織の力で信玄は、群雄にぬきんでた情報力を持ったと言う。

なんとも素晴らし、ゲフンゲフン、けしからん組織のお話。
いやまったくけしからん。