秀吉にはそこそこの才はあったかも知れない。
それは素直に認めよう。
だが、晩年の朝鮮侵略は微塵の大義も無い人類史上稀にみる悪行であった。
当代一流の儒家惺窩が理想とした国家、神の半島、朝鮮。
何の落度もなく平和に暮らしていた朝鮮義民を踏み躙った秀吉の罪は余りにも大きい。
倭戦国時代の天才を求めるなら、それは李舜臣(イ・スンシン)提督だろう。
寡兵で、劣悪な装備でありながら、倭賊を大破撃滅した漢。
島津義弘、黒田如水、加藤清正を退け、小早川隆景を討った神采。
その才は人類史上でみても絶人の域に達している。
日露戦争の大英雄、東郷平八郎曰く、
「私はネルソンに較べられるかも知れない。
しかし、李舜臣提督には遠く及ばないだろう。」
嗚呼、李舜臣よ。
おお、世界三大提督の一人よ。