兼続は、軍人としてみると昭和の陸軍参謀本部のエリート高級参謀で
「作戦の神様」といわれた辻政信にイメージがダブるんだよな。
頭は良いのだろうが、無謀な突撃で何度も懲りずに大損害を被っている。
長谷堂城では、老獪な義光にさんざんにいたぶられ、最後は米沢へ命からがら
逃げ帰っている。上杉家臣にとってはガダルカナルの撤退のような有様だった。