日本からすると海を越えてまで中原を手に入れたいか?
動機だと思う。

戦国期の日本はなんだかんだ言っても生産力が爆発的に伸びた時代。
そんな時代に貧しくて小汚い大陸に行って何を得る気かと。
実際問題として、秀吉没後、武将はあっさりと引き上げて、日本は世界的にも
見事なほどに安定&繁栄している。家康は大陸に全く興味がなかった。
秀吉ですら、出兵の本当の狙いは肥大化した武将の武力を削ぐためだったのではないかと
いう説まである。

満州族はかつてのモンゴルと一緒で、貧しく不安定だからこそ攻め入るわけで。
何十年もかけて中原に攻めるだけの動機がそこにある。
純粋な武力衝突のみでいえば、明軍は日本軍に比べれば弱すぎて話しにならない。
陥落した倭城はひとつもないし、明軍は最終的には戦意を失い秀吉没後の日本と講和(?)に応じて終結した。

もし日本が大陸と関わって利益を得るのであれば、あんな土地を得ても仕方がない。
南蛮人と同じように海洋ルート上の港を支配してゆき、貿易で利益を得るほうが現実的だったはず。
ただその場合、キリスト狂勢力といつか激突するはめになっただろうが。