太閤秀吉は、死の床に就いて、最期の遺書を書いた。
「秀頼事、成り立ち候やうに、この書付の衆として、頼み申し候、
何事も、この他には思い残すことなく候、かしく」
悲しくなるほど情けない遺書である。
太閤秀吉とも有ろう英雄が、死に際して、国家の将来も、政権の行く末にも、
また朝鮮に在陣する数万の将兵にも、思い残すところなく、ただ、我が子の未来を案じて死んでいったのだ。
だが、同じ子供を持つ父親としては、その気持ち察するに余りある次第であります。
そこで皆様のご意見、名案にて、秀吉の願いを叶えてあげて下さいませ。