>>711
秀吉の場合は、2代目は幼君という最悪の状態ではあったが、
仮に成人で並の器量の人物が2代目であっても次代が続いたと
はちょっと思えない。
権力が当主に強く集中しつつ、それを補佐するのが基本的に
側近であって、システムとして確立された行政機関ではない
からね。奉行制といっても、秀吉の側近をそう呼んだだけで、
そういう行政機関が一定のルールの下に動くという組織では
なかったわけで。
こういう体制は、優秀な当主によって運営されないと、非情
にもろい。
逆に、家康が秀忠に残した体制は、多少2代目がボンクラで
も維持できたろう。秀忠がボンクラでないので、結構イニシ
アティブをとって政権運営してはいたが。