甲州金は純度の高さで信用があり、武田氏が重量(額面)を刻印(保障)
することで、同じ斤量の金塊よりも高く交換された。
四進法の単位も江戸時代の貨幣の原型となった。立派な貨幣だね。

>>127のリンク先より
 武田氏は領内の豊富な金を用いて、品質の純良な円形または長方形の金貨を発行した。
この金貨は、甲州金と称されているが、甲州金の場合、その通用価値が重量を基準として
定められるとともに、額面金額として表面に打刻されているところに特色がある。
写真の金貨の額面は「壱両」である。
 このほか甲州金で採用されている額面単位は、
       「両」=約15g、
       「分」=1/4両、
       「朱」=1/4分、
       「朱中」=1/2朱、
       「糸目」=1/2朱中、
       「小糸目」=1/2糸目、
       「小糸目中」=1/2小糸目
という4進法・2進法によっている。
この単位のうち、両・分・朱の4進法の単位は、
江戸時代の幣制において金貨の単位として踏襲された。