幹部に領土をあげたというのは体制の拡大過程ということだから
民衆よりも幹部を重視したということにはならない。
世の中を良くするための統一事業の過程で裏切りを許すわけには
いかないだろ?
無法地帯で世の中が収まるわけは無いんだから機能としての権力は
必要。それが本質的に民衆のためであればいい。
信長はおばも殺しているし身内に甘いというのはぴんとこない。
少なくとも他の大名に比べれば公平なほう。
もしそれでも身内に甘いとすればそれは体制を作るうえでの
権力機構としての権力の一極集中がとりあえず必要と考えたからで
あってその上で一族支配という形が一社会的に受け入れられやすい
形として考えただけだと思う。もちろん裏切る確率も幹部よりも低いし。
家康の様なとにかく一家の繁栄のみが大事という私的な意思
とは性質が違うと思う。