死にゆく星、雲を輝かす すばる望遠鏡が撮影

 一生を終えようとする星の周りに放出されたガスやちりの雲が、星の輝き
に照らし出される様子を、ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡が赤外
線でとらえ、17日までに画像が公開された。放出の過程は約900年前に
始まったとみられる。

 天体ははくちょう座の方向、地球から約5000光年の、こと座環状星雲の
一つ。中心温度は約4万2000度で、太陽の5万倍の明るさで輝いている。

 大きな天体は死ぬ際に超新星爆発を起こすが、この天体は太陽程度と
小さいため、寿命が尽きる際には周囲に放出したガスやちりの“殻”ができる。
現在の殻の大きさは太陽系の100倍ほどという。

 同天文台は同様の天体を多く観測することで、このような現象がなぜ起こる
のか、メカニズムの解明を進めている。

ここもなー☆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000059-kyodo-soci
国立天文台のすばる望遠鏡が赤外線でとらえた星雲
http://ca.c.yimg.jp/news/1103264506/img.news.yahoo.co.jp/images/20041217/kyodo/20041217-00000059-kyodo-soci-thum-000.jpg