IT技術の蓄積もあり、先進国・経済大国であるこの日本が、韓国・中国といったアジアの準先進国にさえも、「PCを端末とした通信の普及・浸透度」においては遅れを取っている。

娯楽・情報が少ないためネットカフェでゲームやチャットに夢中
→都市部を中心にインターネット旋風が巻き起こった
という「追い風」はあったにせよ、その追い風にうまく乗る形で韓国行政が各種規制や障害を取り除き、後押ししたという面は見逃せない。

韓国におけるブロードバンドの普及率は言うには及ばず、中国でさえ、既に都市部でのPCの普及率は6割を超えている。ネットカフェの数も都市部で把握されているだけでも6万軒に及ぶという(韓国の2倍以上)。そこで若者は友人達と夢中になって遊び、情報を交換し合い、結果PCやネットを使いこなすスキルが向上している。

一方、日本のような豊かな国では、若者は手軽な携帯メールや他の娯楽に夢中。手をこまねいていては準先進国に追い上げられる一方だが、打開策は見えない。