
衆院選の結果に大きく落胆=不動産賃貸業・安藤文郎・71(宮城県)
これが民意なのか。第49回衆院選の開票速報をテレビで見ながら、
「自民が単独過半数維持」「与党で絶対安定多数」などとテロップが出るたびに、力の抜ける思いだった。
私は、選挙前は自民がどれだけ議席を減らすか、候補者を一本化した立憲民主と共産が議席を増やせるかを注目していた。
結果は、自民は議席を減らしたものの当初の想定の範囲内、一方の野党共闘は振るわなかった。
代わって日本維新の会が3倍以上と躍進した。
それにしても、約9年におよんだ安倍晋三、菅義偉政権の、政治の私物化や国会軽視に対する有権者の積もり積もった怒りは、
どこへいってしまったのか。これで森友、加計学園、桜を見る会などの疑惑解明は、遠のいたように感じる。
これからの4年間、日本はいったいどうなるのだろうか。
もし、これまで同様に数の力で押し切る強引な政権運営をされても、とめるすべはないのだ。
https://mainichi.jp/articles/20211104/ddm/005/070/005000c